泣ける話(色々な意味で)

http://book.asahi.com/news/TKY200710070036.html
結局取次がどーしようもないんじゃ説 - 60坪書店日記
誰が返品率を上げているのか - 震撼書店員の日々(バイト編)

コミックに関してはちょっと通常の書籍と違っている部分もあって、
新刊についてはある程度入荷数の希望が出来ます。
(刷り部数が少ない本は減数されますが…)
1巻目の段階でどこまで売れるかを読んでいくのも担当の腕にかかってくるわけですが、それは置いといて。

問題になってくるのはドラマ化やアニメ化作品の場合。
当然どこの書店も売れそうなものは欲しいので、大量に発注します。
で、これまでの経験で売れそうなものに限って減数が酷い
というのを身に染みてわかっているので、欲しい本の3倍くらい(下手したら10倍くらい)ふっかけます。

…だいたい見込み通りの数(かそれ以下)入ってくる訳ですが。

ただ、入ってくるタイミングがものすごく微妙でして。
放送が始まる前ならまだセットの案内が来たりして発注もしやすいのですが、
下手に人気が出たりすると発注しても発注しても
「ありません」
「調整入ります」
「再版○○日です」
…ということに………。
しかも入ってくるのが放送終了直前だったりしたときなんてもう。

で、震撼書店員の日々さんの所にある図のような悪循環が生じるわけです…。
いや、こっちだって適正数発注したいんですよ…。
在庫置く場所には限界があるし、返品率上げるのもイヤだし…。
(特にコミックは返品率が低くないと後々不利になってくるので)
数が読めないこちらがいかんのですが、出版社の方でももうちょっと何とかしてくれたらなあ…と思うこともしきりです。

でも根本的に、コミックだけで新刊が年間1万冊越えるようになった現状で一体どうしろと(以下泣き言につき略)
担当私一人なんですけど。

つーか、「働きマン」が予想通り面白いよ!
原作を下手にいじらなかった結果こんなに良い出来になるっていう見本のようなドラマだ!
菅野サイコー!(いや、好きなんで…)

明日から、今うちにある在庫で足りるかなあ…。