どこもそうなのはわかっていても

http://d.hatena.ne.jp/kenkaian/20060825/1156433934
とか
殺し合いの螺旋を脱出したい - 震撼書店員の日々(バイト編)
とか。

デスノートがどこにも入って来ない件。

実は6月の映画公開前にはすでにモノが入らない状態になっていて、s-book.net(書店専用の発注サイト)を見ても再版日の記述はあっても在庫は客注分のみ、みたいな感じでした。
うちは新規店舗で最初から在庫を多めに持っていましたから、それが残っている間は何とかなっていたのですが…
映画公開前後がもう最悪で。
あっちこっち手配をかけても入って来ない、来ない、来ない…。
早めの手配を怠ったこちらも問題があるんですけど、それにしても。

結局少しずつ入るようになってきたのが7月、それも入ったらすぐに売り切れて問い合わせが多発する始末。
今も6巻から9巻が全然足りません。しかも集英社は再版分は全て取次に送ったから取次からの分配を待てなどという自分たちの仕事を丸投げしたかのような態度だし。

いや別に売る気がないんだったらいいですよ。それが集英社の姿勢というなら別に気にしないようにします。
それともファンなら例え在庫がなくてもいつまでも待ってくれるとでも思ってるんでしょうか。
飢餓感を煽るのも商売としてはアリなのかもしれませんが、1冊辺りの単価が安くて書店だけでなくコンビニなどでも流通されており、比較的入手が容易なコミックに関してはそれは逆効果なんでは、としか思えません。
在庫があればお客さんも気軽に「買って読んでみるか」という風になりそうだったのに(号泣)

同時期に映画展開した集英社刊の「ラブコン」や「ハチクロ」は比較的手配がしやすかったんです。映画公開後も一応集英社は在庫持ってたし。まあ公開規模の違いはあるにせよ。
それだけに余計「デスノート」の迷走っぷりが目に付いたんですよねえ。
来ない在庫を待って空っぽな平台を見ているのはこちらも辛いのですよ…。

秋も話題のメディアタイアップ作品が沢山あります。
のだめや結界師やその他の作品がどうか新しくその作品に興味を持ってくれた人達に行き渡りますようにと、一マンガファンとしても祈るばかりであります。
マンガファンの裾野をひろげるために、適正なマーケティングがなされる業界であって欲しいな、と思う今日この頃です。
いや、担当としての目利きが必要なのは言うまでもありませんが。

…ただここの所、タイアップ作品がありすぎて展開する場所がありません。とほほ。

[ほんうりにっき]もう一つの話題作(?)

ネット書店とリアル書店: たけくまメモ

やべえ、各4冊ずつしか入荷してませんよ!ぐっはーーーーー!!!
ikkiもどうやら品切れしたようだし。なんてこった。
今日は仕事が休みだから何冊残ってるかわかりませんが、明日小学館の営業さんに泣きついてみよう…。
本当は自分が欲しかったんですが、手に入れたいお客さんの為にガマンします(涙)

いっそamazonで買うか…(禁句)

しかしネットの広告力って凄いなあ。デトロイト・メタル・シティの時にも痛感したんですが、民放が3つしかないようなこんな田舎でも全く関係なく売れてくれますから。
正直広告媒体としてのテレビは終わりつつあるのかな、という気もします。夏のドラマ化原作コミックが全く売れませんよ…とほほ。