8月だ…

結局祖母の初盆でコミケは無理でした…あああああ、落ちたからには本いっぱい買いたかったよう…。

…と思っているところにこういうエントリが。
http://d.hatena.ne.jp/settu/20060807/p1

自分も二次創作をやっている身です。自分のは創作っつーほど高尚なものではなくてただ萌えの塊を吐き出してるだけですが、その吐き出したい衝動ってのは自分でも止められない事があったりして。
実際20年近く(…と書いてて自分でびっくりだ、うは)パロディの世界に首を突っ込んでいると、一次創作(とここでは言っておきます)と二次創作が良い形でクロスする例をたま〜に見かけたりもします。
小野不由美×いなだ詩穂の組み合わせも同人誌がなきゃ始まらなかった訳ですしね。
ましてや今のコミック界では、同人誌出身でない漫画家の方が珍しいかもしれないし。

でもそれはごくごく少数であって、基本的にはこのリンク先に書いてある事が大抵の場合なんですよねえ…。
ちょっと前に羽海野チカの描いたスラムダンクやおい同人誌を井上雄彦に送りつけて感想を聞くという雑誌の企画がありましたね。
スラムダンク同人全盛の頃、井上雄彦が猛烈に同人誌に嫌悪感を抱いていたという話がまことしやかに囁かれていたものでありました。いやそれ以前から原作者との軋轢の話はありましたけど。

この業界、実に30年以上、このエントリに出てきた問題に対して答えを出す事を回避し続けてたんですよね。
パロディ同人の歴史は積み重ねられ、世代を超えて伝播されてます。
ですが、マーケットが金額的にも物理的にもこれだけ大きくなってしまった以上、いずれ何らかの形で方針を決めるべき時期に来ているのかもしれませんが。

原作や原作者に対するリスペクトだけは、二次創作をする者は忘れちゃいけませんね。
結論の出ない話ではありますが、これだけは肝に銘じておこうと思います。