雨の日は考え込んでみたりとか

昼間は研修が忙しくてそんな暇全くないんですが、夕飯を作って食べて片付けが済んでから買って来た漫画を捲りつつ色々考え込んだりしてます。
ここの所読んで楽しませて貰っている漫画の共通点って何だろう、と思った時に、とりあえずくくれるのは「キャラクターがストーリー展開の都合を超えてきちんと生きている漫画だ」という事なのかな、と思ってみたり。
例えば絶対可憐チルドレン 1 (少年サンデーコミックス)の場合。椎名氏が崖っぷちに追い込まれた上で描かれた漫画という事もあって、各キャラクターの立て方は非常にキャラ萌え(もしくはロリ萌え)を意識したものになっていますが、実際にストーリーが展開していく中でのキャラクターの動きは非常に人間くさい…というか1エピソードごとにキャラクターの関係性や性格がきちんと成長・変化していってるんですよね。
例えば皆本と薫の関係だったりとか、チルドレン同士・チルドレンと他のエスパー達の関係だったりとか。ここで関係性だけを描くのだったら普通ですが、ある出来事の後に確実に変化してゆく様子をきちんと押さえているのがたまらないんですよねえ…。チルドレン達にしても、マンガの中の記号としての「子供」ではなく一般的に変化していくもの、大人になる為の準備期間である所の「子供」(20歳の薫を出す事で子供時代が普遍でない事を常に匂わせている辺りが実にうまいというか)を描くことで、他の萌えマンガとは一線を画したものになっていると思います。だからこそ、私にとっても絶チルという作品は愛しくてしょうがいないものだったりするんですが。