終わりのないラブソング
- 作者: 栗本薫,吉田秋生
- 出版社/メーカー: 角川書店
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- 作者: 中島梓
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栗本薫氏で中島梓氏であった方が亡くなりました。
私自身は読んだのはせいぜい「終わりのないラブソング」くらいなのですが
(高校生の時でした…当時「BANANA FISH」にハマって吉田秋生作品をがっつり集めていた時期があって、表紙の絵に惹かれて買ったのですが)
「こういう世界もあるのか…」くらいで終わっていましたし、中島梓名義の
「コミュニケーション不全症候群」も面白く読んだのですが、私の中では
「この人とは価値観が違うなあ」という感想を抱いていました。
おそらく、私自身の価値観として「やおい」や「JUNE」の世界がピンと来ず、どちらかというと
二次創作から派生した「ボーイズラブ」の方が親和性が高かった、という事が一因ではあると思いますが。
(JUNEよりアランの方がピンときたしな! 叔母が隠し持ってたものを読んだんですが。
誰だ「血は争えない」とか言うのは!
こんな私は思春期の5年余りアウシターナでしたとも、ええ。「でたまか」単行本も持ってるし。
みのり書房的サブカルチャーの方があっていたらしい)
ただ一つだけ、強烈に印象深かった作品があります。
昔、角川の「ASUKA」に連載された「パロスの剣」というコミックがありました。
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男装の麗人である王女エルミニアと、洗濯女であるフィオナとの禁断の恋…
はいそうです、私の百合萌えの原点の一つになったんですね。
今あらすじを読むと、どことなく「リボンの騎士」的だなと思いますし、オチがあまりにも
やりっぱなし投げっぱなしなので頂けない&今の私は百合にハッピーエンドを求めるので、
そのポリシーには反するのですが、最初に読んだ当時、とてつもなく萌えたのを
覚えています。
(だからといって本編であるグインサーガは長すぎて手が出せませんでしたが)
訃報を聞いて、その事を思い出しました。
私にとって、栗本薫は遠くて近い作家でした。
若い頃に活躍していた方がいなくなる、というのは切ないものですね…。
ご冥福をお祈り致します。