色々いいわけ。

先日の「マンガと方言」のエントリなんですが、勢いだけで書いたので
下調べ不足ですみません…。
トラックバックを色々頂いたりしているので、結構動揺してます。
「魔法遣いに〜」については単純に私の知識不足で、
天然コケッコー」は未読につき言及を避けました。
(最近のコミックで、という限定もつけていたので)
何故かくらもち作品は読まずに来てるのです…。

よしながふみ対談集 あのひととここだけのおしゃべり

よしながふみ対談集 あのひととここだけのおしゃべり

の中で言及されていたから気になってはいるのですが、手をつけずじまいで。

個人的な経験のみで言うと、生まれてからずっとテレビの中の言葉と
身近な人が使う言葉が違う所で育っているので、最初に東京に行った時には
「みんな本当にテレビの中の言葉でしゃべってるんだ…」というカルチャーショックが多少ありました。
国語の授業で習うのは当然標準語な訳ですが、特にうちの場合祖父母と一緒に住んでいた事もあって、地元の古い言葉は身近だったので。
(地方であっても若い世代と年寄り世代の言葉の間には結構高い壁があります。
実際私も時々祖父の話す単語の意味がわからない事が…)
同人誌の原稿をやってる時なんかも、自分の使っている言葉が実は標準語の語彙ではないかもしれない(=こちらが無自覚だと読み手に意味が伝わらない)、という認識を常に頭の隅に置いておくべきなんだろうな、と思いますし。
こういう時は方言をハンディに感じる事もありつつ、

デトロイト・メタル・シティ 4 (ジェッツコミックス)

デトロイト・メタル・シティ 4 (ジェッツコミックス)

を読んでるとやっぱり妙に安心してしまうのでした。

余談ですが、私の父は広島出身で、地元を離れてもう30年以上経ちますし、普段はこちらの方言を使うのですが、父方の祖母(父親の母)の葬式の時に、叔父や叔母との話に広島弁が混じる姿を見て、「やはり身に付いたものはなかなか離れないんだなあ」と感心してしまった事があります。
実は私も大学時代4年間広島に住んでいたのですが、周りが何故か九州出身者ばかりで、さっぱり広島弁は身に付かず…。まあ、人それぞれなんですが。