仕事山積み…

棚卸やらイベント(某出版社が噛んだ大型企画)やらで今週末は地獄が予想されます。
誰か助けて…。

てなことでうちの店ではなんと回覧がきた以下の記事。
http://book.asahi.com/clip/TKY200708170254.html

例え大型書店でも本当にベストセラー(特に文芸書あたり)が
品切れせずにきちんと揃っている所って殆どないかと…。

>昨年の新刊点数は8万618点で、10年前の96年から2万点以上増えた。

正直な所、1点1点を見ている余裕は本当にないのです。
担当しているコミックに限って言っても大体毎月700点ほどの新刊があって、
自分で買って読めるものなんてほんの一握り。全部買うほどの給料なんてありません。
ましてや時間なぞひねり出せないし。

あちこちのブログに上げられている感想やニュースサイトを活用させて頂きつつ、
魅力的な品揃えを心がけてはいるのですが、いざ仕掛けてみようと思って出版社に電話しても
品切れ重版は2週間後とか…。
(ええもう見事に獣神演武とカラブリ+が品切れして大変な事になってますとも)

でもこれでも、昔に比べれば随分重版が決まるまでのスピードは速くなっていると思います。
昔は1ヶ月重版決まらないなんてザラだったし。

そして一番の問題は↑なんじゃないかと。
例え業界周辺でスピードアップしているとしても、インターネットで簡単に通販が申し込めるこの時代、当然お客さんは「何でこんなに遅いんだ!」になると思うんですね。

客注品も、昔は普通に3週間かかっていたのが、今では例え九州であっても4,5日見ておけば届く程になりました。

それでも、webで(以下同文のため略)。

結局お客さんのニーズを酌み取れてないのが一番の問題なんじゃないかと思います。
その8万点は本当に、誰かが欲しい本なんでしょうか?

そして私たちは、本当にその本を読者に届けたいと思っているんでしょうか?

私が出来る事には本当に限界があるので、せめて一歩一歩、お客さんに近づけたら良いなと思っているのですが。