関係性・変わるもの変わらないもの

  • エロにおける男性の作家と女性の作家の違い

への言及について。
まあまゆタンは特殊だとは思うんですが、「(たとえレイプされようが乱暴だろうが)こんなに求めてくれる恋人が欲しいの!」という意味では
一応関係性への志向だとは思います(だからって全ての女性に強姦願望があると思い込むのは大間違いですが)。
でも特にエロ描写込みのマンガの場合、作者が抱く方と抱かれる側と、どちらの視点で描いているのかって案外重要だと思います。
…というのも、女性作家って「抱く側」視点で描く場合の方が多いんじゃないのか、という説があるからで。

やおい論関係の本には割と出てくる記述だとは思うんですが、自分もやおい系二次創作を書いている時に、どっちかというと攻キャラ視点に立って、受キャラのこういう部分が可愛いとか、こういう反応したら萌えとか考えるんですね。
なおかつ、受キャラの行動に対してあんな風やこんな風に反応する攻キャラに萌える、という非常に捻じれた視点を内包しています。
…あくまでも自分の場合はなので、他の方についてはなんとも言えませんが、周りの友人にはこういうタイプが結構います)
(勿論物語を創作するために第三者的視点が必要なのは言うまでもないのですが、ここではその視点については詳述しません)
例えそれが男女の恋愛関係だろうが百合だろうが、基本ラインは変わりません。
(例:男女カプだったらBLEACHの一護×ルキアで、一護が助けに来て「ばか者」と言いながら涙ぐむルキア萌え、助けにきてルキアを抱っこする一護萌え、みたいな)
そういう多層化した萌えを描写するには、結局包括的に関係性を描写するしかない、というの必然性を持って関係の描写をするのが女性作家、
あくまでも主体は自分で、愛する(抱く)対象として女の子を描くのが男性作家なんではないかな、と思ってみたり。

でも抱かれる女性を主体にして描く女性作家もいるし(特にレディコミは多い気がする)、男性の描くゲイマンガにはこの分析は当てはまらないと思いますから、上記の考え方に関してはあくまでも傾向のひとつ、ということで。
なんと言ってもセクシャリティは千差万別、マンガの描き方も作家さん100人いれば100通りですから。

ここの議論の前提。私はやおい(でもほぼ二次創作限定)もエロも百合も読みます。
が、やおいに関しては、自分に興味のないジャンル・カップリングは一切読まないのに対して百合は雑食です…。エロはほぼ女性作家のみ。
でも数で行けば一番読んでいるのは今のところ少女マンガです。次に少年マンガ
マンガはジャンルも出版点数も余りに広いし多いので、読んでいるものが全く違う人たちだと
考え方も全く違うなんて事はザラにあるから一般論化しにくいですねえ…。

なんだか訳がわからなくなってきた。とりあえずこの辺でおいといて。