末次由紀問題から議論が発展中

http://takekuma.cocolog-nifty.com/blog/2005/10/post_94e4.html
なんか大変な展開になってますが。

ただ、この手の議論は慎重にすすめないと、
YMOのアルバムのジャケットデザインにそっくりな東京バビロンのイラストとか(もう時効なのか←これは自分で検証をやったので覚えてるんですが)、
大友はじめ色々なマンガからトレスしまくったというバスタードとか(こっちも昔の話については時効だろうからなあ)、
全部絶版にしなきゃねえ、という話になってしまうんですが。

今回の講談社の対応は「比較的売れない作家の尻尾を切って大きな売上を守りました」的ニオイがするので、正直、他の漫画家さんにとっては衝撃的だったんじゃないかと。

少女漫画家はただでさえ収入の面で厳しいそうだし、初回の刷り部数も青年・少年系と比べて段違いで少ないです。書店勤めをしていた時も初回入荷数が少ない少ない。しかも女性読者はきっちり漫画から「卒業」するか、あるいはレディス(orハーレクインまたはボーイズラブ)・青年、少年マンガまたはマニア系漫画に移行してゆきます。
NANA」なんかは例外も例外なワケで。

編集者もわかっててやらせていた感じもあるようですし、この場合、この漫画で収入を得ていた出版社も、その収入に見合った責任を負うべきなんではないでしょうか? …と考えたときに、そりゃあバガボンドと比べたらどんな漫画も貢献していない部類に入るでしょう。

売れる漫画以外はいりませんか? だから講談社は外部の漫画家を引っ張ってくるの?
講談社は外部出身の漫画家に看板背負わせることが多いように思うのは気のせい?
そういう態度だとこれから10年、20年後に痛い目見ませんか?

…いや、私は元々講談社の漫画ってそんなに読まないんですけど。