元祖湯布院牛喰い絶叫大会

友人の車に乗せてもらって朝から湯布院へ行ってきました。
実は地元民でありながら絶叫大会に行くのは初めてです。いつも気がつけば終わっていたし、湯布院って地元の人間には「遠くて高い田舎」っていうイメージがあったりするんですよ、実は。田舎度は大して変わらないんですけど。
今回は事前に日程がわかったので、話のネタに行ってみようという事になりまして。
場所は由布山の中腹、普段は放牧地になっている所でした。天気は曇りだったんですが気温は快適、見晴らしも良く、参加者は1000名近くになったそうです。恐るべし「風のハルカ」効果。会場近くの臨時駐車スペースに車を止めたんですが、九州各地から駆けつけていました。中には湘南ナンバーなんかもあったり。
まず受付で参加チケットを購入して、入場ゲートに並びます。慣れた参加者はレジャーシートやクーラーボックスを持参し、自分たちでバーベキューの用意をしていました。到着が遅かったので入場までにかなり時間はかかりましたが、人数の割にはスムーズに入場。チケットを渡してから豊後牛のパック、野菜(キャベツ、ニンジン、かぼちゃ、ししとう、ナス)、おにぎり、たれなどを受け取って、ブロックと網で作った炭火スペースに各自で座ります。それから牛肉でダシを取ったミネストローネ風スープを受け取り、後は各自で焼いて食え! という大変大らかなバーベキューパーティーでした。
気持ちの良い山の空気に包まれて食べる肉のまあ美味いこと美味いこと! 大会用に捌かれた牛(どんな牛かちゃんと表示されてました)は1人分カルビとロース合わせて250グラムがパックされていて、最初は量が少なめかもと思ってたんですが、炭火で炙った時に霜降りも美しいロースからじゅわ〜〜〜〜〜とにじみ出る油からもう美味しそう。実際に口に入れてみると蕩けるような旨みと柔らかい香りが広がって、飲み込むのがもったいないくらいでした。美味しいお肉って少しでもお腹いっぱいになるもんなんですねえ。結局全部食べきれなくて持ち帰る事に。スープもダシが美味くてぺろっと入ってしまうし、さすが31回も続いている老舗の大会なだけはあります。名物に美味いものなし、と思っていたんですが、簡単に覆してくれました。湯布院の底力を見た気がします。野菜もたっぷり、湯布院のコメで作ったおにぎりもうまくて、それだけでももう満足。
食べている内に希望者100名の絶叫大会が始まりました。子供の部はシンプルな一言が多かったんですが、大人はさすがに受けを狙いに行っていて、長セリフで頑張って叫んでました。
その中で「結婚してーーー!」と叫んでいた男性が無事にプロポーズ成功したらしく、参加者から拍手が沸き起こっていたのが微笑ましかったです。

いやー美味しかった。また来年も行きたいなあ。