［マンガ］今年最後の？泣きマンガ

君に届け 1 (マーガレットコミックス)

君に届け 2 (マーガレットコミックス)

評判は聞いていたし実際にうちの店でも売れてはいましたが。
実際に読んでみるとかなりクルものがあって、実は２巻読みながら声を上げて泣いてしまったうえに
翌日目が腫れてましたよ（もうイイトシなのに……）。

学校では「貞子」と呼ばれているちょっと見かけは怖いけどものすご〜〜〜〜くポジティブで笑顔の可愛い爽子が、
風早くんというポジティブ少年とのふれあいから「友達を作ろう！」と実際に行動を起こし始めるお話です。
もう、２巻の女友達編がたまらなく良かったんですよ。
何気ない学校生活の中で、お互いを思いやったばかりに起こってしまうすれ違いからギクシャクしてしまう
はじまりの切なさから、最後の解決に至るカタルシスと来たらもう！！
マーガレット系少女漫画の王道、学園モノにも、まだまだ色々な鉱脈があるのです、という事を思い知らされる作品ですし、今学生な子達が読んでも、昔学生だった大人が読んでも納得出来るキャラクター作りと話作りの確かさは見逃しちゃいけないと思います。
作者の椎名さんはこれまでは短編集の方が多いですが、沢山短編を描かれる中でストーリー作りの修行を積んで来られたんでしょうねえ。（いや長編もあるけど）

１巻の「誰かとつながりたい爽子」から、じょじょに「爽子に惚れて（笑）かわっていく同級生達」に視点が移っていくのも自然で良いです。

つーか萌えるんですよ爽子のさわやかスマイルが！！超萌え！！

「花の名前」といい、主人公愛され型マンガ大好きなのか、私（笑）
１月には「花の名前」も「君に届け」も新刊が出るので大変幸せでございます。