通勤のおとも

大人(アダルト) (通常盤)

DVDは多分観ないだろうと思ったので通常版で購入。どうせRIOに入れちゃうしな、ということで安い方にしました。
アルバムのタイプとしては夜中に1人自分の部屋でひっそり聴き込む系なので、通勤のおともには前作の方が向いてるな、とは思うんですが。
やっぱりこれくらいテクニック持った人だったら、バンド編成でもジャジーな方面に行くしかないんだろうな、的展開。どうせならもっと椎名林檎的世界をぶち壊してみて欲しかったような気もするんですが、まだ通算6枚目のアルバムですから、隠された引出しがあるんだろうと想像して今後に期待します。しかし、若くしてある程度出来上がった世界を提出してしまうと、ファンが求めている世界と自分の望む世界とのすりあわせが大変なんだろうなあ。特に彼女はサービス精神にあふれた人だろうと思うので。

去年朝日の夕刊に載っていた三谷幸喜氏の連載で、何かのきっかけから平井賢椎名林檎などそうそうたる顔触れでカラオケに行った時、一番気を使ってくれたのが椎名林檎で感動したというエピソードがあったのですよ。

エンターティナーとはそういうものなのかもなあ、と思いつつ。周りの空気がわかってなかったら楽しませる事も出来ない訳だから。

…ということで、もっと突っ走った林檎ちゃんを見たいな、という気もします。