仮面ライダー響鬼特写写真集 魂 (DETAILS of HERO (01))

魂―仮面ライダー響鬼特写写真集
杉田 篤彦 加藤 文哉 宇宙船編集部
朝日ソノラマ (2006/01)

とりあえず買いました。巻末の高寺インタビュー目当てではあったんですが、スーツアクターさんたちの体のラインの美しさにうっとりですよ!(死)鍛え上げた肉体の美しさに惚れ惚れします。
私の知人で180センチ100キロ以上のレスラー体型な男じゃないとタイプじゃない、という一般的にはかなり特殊な好みの女性がいるんですが(実際プロレスラーの友人が多い…)、最近その気持ちがわかってきました。
平面から立体に起こしてゆく作業工程がわかるのが嬉しかったんですが、終始奥歯に物がはさまりっぱなしのような解説文が何とも痛々しかったです。いや、ライターさん達も書きにくいんでしょうけど。

…で、ずっと思ってたんですが、たとえば高寺糾弾な内容でも全然オッケーなので、誰か響鬼における騒動自体を総括して書籍として出すような侠気のあるライターさんはいないものなんでしょうか。制作者の意向を最大限に尊重した記事に対してどうにも違和感バリバリなので。

いや、確かに特撮は子供のためのものだから、オトナがどうこう口を出す問題じゃないですよ? でも、ここ数年、特に番組開始当初はイケメン路線で宣伝してたのはテレ朝自身だし、そういう意味では一般視聴者への目配りっていうのはしていたと思うから、逆に一般視聴者が急に路線変更を果たした理由を普通に知りたい、と思ってもいいんじゃないかと思うんですよ。

日本のサブカルチャーに関しては確かにまともな評論の本ってあまり発売されていません。
でも、その中でも特撮については、わりかしまっとうな評論が出ていると思うんですよ。
その中で、この件に関して客観的な視点で判断出来るだけの材料を提出してくれる人がいないものか、と願うばかりです。