新選組!!土方歳三最期の一日

録画してたものをようやく見ました。
ええと、実の所本編はあまり見てなかったんですが、それをめちゃくちゃ後悔させるような
凄まじい出来だと思います。いやもう、DVDレンタルして全話見ようと決意しましたから。

三谷幸喜すげぇ。

たった90分であれだけ密度の濃いものが出来上がるっていうのが凄い。
正直3時間も4時間もドラマをやられると途中で飽きてしまうのですが、この90分はあっという間に感じられました。

本編を見ていないという事で、個々のキャラクターへの愛情は熱烈なファンの方に比べれば薄いと思いますし、何より私、日本史の知識は中学で止まっているので、幕末についても愛着は特にない人間なんですが…立場の対立するリーダー達が、ディスカッションの中でお互いの差異や共通点をわかりあい、理解してゆく過程の面白さや切なさの描き方が、「笑の大学」好きな私にはたまりませんでした。
死ぬために生きてきた人間が、議論の中で初めて生きる意思を持つものの、皮肉にもそこで道が途絶えてしまうその残酷さと、希望を持った人間への優しいまなざしが、新選組!本編にも通じる魅力なんだろうな、と改めて実感。

リアルタイムで見られなかった事は凄く残念なんですが、これから一気に見ていく幸せを噛み締めたいと思います。見たらぼちぼち感想をアップしていきますので。